がらくたにっき

美術館・展覧会の鑑賞記録日記

驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ@あべのハルカス美術館

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 概要

訪問した日:2019/3/30

★★★☆☆

今回のBest:並河靖之「花文飾り壺」

感想

とりあえずすごい!!!の一言。

“すごい”にも色んな種類のものがあって

本物にできるだけ似せようとしている執念的なもの。

技術の極限に挑む、挑戦的なもの。

などなど

 

「似てる!」「すごい!」という、悪く言えば驚嘆のみのものもあったけれど(もちろんそれだけで十分ではるけど)、まず「美しい」と来るものもあった。

やっぱりそっちの方が、印象的。

 

ということで、今回のBestにあげた並河靖之は、美しかった…

逆に「技術がすごい!」というのはあまり出ていなくて、作る工程を考えたら本当にすごいんだけれども、作品だけ見るとその主張はない。

まず目を引くのがそのデザイン性。

日本の伝統的なデザイン・主題でありながら、どこかしらモダンな感じがする。

そして可愛い!!!

Bestにあげたもの以外も素敵。

 

現代アートの中で印象的だったのが、橋本雅也さんの作品

前にテレビで見たことがある気がするけれども、本物は本当に素敵だった!

究極の美を、最高の技術で表現している、という感じ。

 

もう一つ興味深かったのが、明治時代に輸出した工芸品。

洋風な形に和を入れて、かなり狙ってる感じが面白い。

 

 

結構お客さんの入りがよくて、しかも若いカップルが多かった(と書くと自分が年取ってるように感じるけど‥)のが印象的。

じっくり見るものが多いので、展示物によっては長蛇の列になっていた。

展示の仕方も面白くて、入ってすぐのところは、明治のものと現代アートのものが一緒になって、ダイジェストのように置いてあったのが、斬新なレイアウトだった。

インパクト強く、観客の興味をぐっとひく、みたいな。

展示の内容にあった、エンターテイメント要素たっぷりな展示の仕方でした。

 

ちらし・目録

最後にちらし、目録を貼っておきます