がらくたにっき

美術館・展覧会の鑑賞記録日記

動物パラダイス@美術館「えき」KYOTO

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 概要

訪問した日:2019/9/16

★★☆☆☆

本日のBest:竹内栖鳳「冬瓜にねずみ」

全体的な感想

本日のメインはこちらだったはずなのに、先に行ったルート・ブリュック展が良すぎて霞んでしまった…

美術館「えき」KYOTOは、やはり残念ながら小さすぎて、作品の距離も保てないし、そういった環境で見劣りしてしまうのも確か。

京都市美術館で見たら印象はかなり違っていたかも。

そういう意味で、作品を観る環境がいかに大事かが分かったと言えるかも。

印象的だった作品

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竹内栖鳳「冬瓜にねずみ」

ねずみって本物で見たら「ぎゃーーーー!!!」ってなるのに、絵になるとなんて可愛い動物なのかしら、となる。

指の感じ、しっぽの感じ、ひげ、それらがあのねずみのすばしっこさを表現していて、さすがだな、と思わせる作品だった。

小さい作品ながら、濃淡だけでこんなにも表現できる!と竹内栖鳳のすごさが分かる作品だった。

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竹内栖鳳「雄風」

色彩が薄いのに存在感がすごい。流れるような筆致で、ダイナミックな動きが迫力を出させているのか。

 

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西村五雲「園裡即興」

流れるような線で、それでいてかっちり形がとらえられているのがすごいなと思った。特に籠!面倒そうなのにさらさら描けているのが、画力のすごさが出ている気がした。もちろんうさぎも可愛い。

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西村五雲「狗子図」

圧倒的な可愛さ!!!!!!

眠そうで、そのままコロンとなってしまいそうな、その一瞬をとらえたとのが心憎い!

口といい、眼といい、最高!と、興奮するまでの可愛さだった。

 

絵葉書を買わなかったけれども、金島佳華の「画室の客」も、モダンでおしゃれな感じがして印象的だった。

 

パンフレットと作品一覧

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